コラム

机の上のパレットになんとも不思議な絵が描かれていますね。
よ~く見ると真ん中に円筒形の鏡が立っています。
そこにはゴッホの絵が描かれているのがわかるかな？
これはアナモルフェーズという画法で、歪んだ画像を円筒形の鏡に映すと
もとの形が分かるようになっているのです。

2017年はパンダの話題で盛り上がりましたが、あら？檻の中からパンダが覗いていますね。
目の前にいるのはパンダでしょうか？　それとも熊？　
真正面に立つと見えるのはパンダ、でも左右から見ると熊になってしまうマジックのような絵。　
なぜこんなに簡単に変身出来るのでしょうか？　不思議ですね。
いつか皆さんとどこかでお会いできる日までお楽しみに・・・

トリックアート作品の全てが「那須とりっくあーとぴあ」のアトリエで描かれていることをご紹介しましたが、トリックアート作品は2度完成することを皆さん知っていましたか？
1度目は制作スタッフが一筆一筆、丁寧に描いて絵画として完成しますが、皆さんが参加することによってトリックアートは2度目の完成を迎えるのです。
参加型、体験型のアートとして進化したトリックアートは、皆さんが主役なんですよ。
是非皆さんも様々なポーズに挑戦して素敵な作品を完成させてみませんか？

皆さんが見ているトリックアート作品の全てが、「那須とりっくあーとぴあ」のアトリエで描かれている事を知っていますか？
ひとつの作品が生まれるまでには、制作スタッフによる様々なアイデアスケッチから始まり、その中でも厳選されたものだけが制作の対象となります。
制作過程では、絵としての美しさは勿論ですが、皆さんがポーズをとって写真を撮る事というトリックアートの魅力を注ぎ込みながら、試行錯誤を繰り返してひとつの作品が完成します。
今日もアトリエでは、新たなトリックやアイデア溢れる新作が産声を上げています。

トリックアート美術館は、別名「壁だけの美術館」と言われるように、平面に描かれているにも関わらず、作品がより立体的に見えるのはなぜでしょう？
実は“立体的に見せる絵画”としてこだわりの要素が沢山詰まっています。
代表的な例としては、作品の中に描かれている“額縁”に鍵が隠されています。
額縁は本来、絵の外にあり立体物です。その額縁自体を描くこと、
そしてその上に例えばリンゴを描き加えると、リンゴが額縁を隠すことで手前に見える、言い換えればリンゴが絵から飛び出して見える印象となります。
これこそ創成期のトリックアートを立体的に見せる技術のひとつでした。

JAIB（ジェイブ）美術館は、世界初のトリックアート美術館として誕生。
JAIBという名称は、Jack in the box（ビックリ箱）の頭文字をとって名づけられました。
“触って遊べる壁だけの美術館”という新しいコンセプトは、芸術鑑賞とレジャーを組み合わせたスポットとして大きな話題を集めました。